肥る人痩せている人
番犬の資質はあるのだけれど,吠え過ぎて、これを止める
人が要る。つまり、番犬に番人をつけるようで滑稽だ。
その犬と介護さん(緊急通報)は相性がよく、犬がいる日は
毎日のように来てくれるから助かる。
介護さんが来ると犬が出迎え、あやした後で必ず、秤に乗る。
それがすっかり習慣になってしまったようだ。
「どうして、そんなに体重を計るの」
「このところ、太りだしたわ、以前70キロになったことがある
の、今56キロ」
「それなら標準体重じゃ、なんでも
体重÷身長÷身長が0,00218が目安になるらしいよ」
そんなことでは承知ができないらしい。
「おねいさん(我が家の娘)位には細くなりたい」
この間、パソコンをいじっていて、ドラッグ、ログインだけ
を覚えたのではなかった。頭の天辺から、足の下までじっくり
見ていたのだ。
そうだ、今週の週刊現代をみせてやろう。
さっと目を通しただけで、
「プールにも行っいるんだけど、年明けからバトミントンのクラブ
にも出られるように入会してきたの」
「へえ、一日、どのくらい泳ぐのか」
「一時間は平泳ぎだけで、、、」
そうはおしゃるけれども、俊敏さ、柔軟性はない、と見抜いた。
直立全屈させても、地面から15センチまでしか届かない。
手のひらを地面につけて見せたら、目をまるくしていた。
バトミントンの基本練習をしておこう。
晴天、無風の日に芝生のうえでやってみた。結構できるようだ。
こちらは10回ラリーをしただけで、無理をしなかった。
そんな遊びと、犬同伴の散歩、30分×4の運動で、先日の
血液検査結果はL,Hの記号はすべて消えていた。
高齢になっても、適度の負荷、スピーディの運動は必要かも
しれない。
「年寄りの冷や水」と皮肉っているよりはよいことは確か。