昭和2年生まれの航海日誌

昭和2年生まれの航海日誌

昭和2年生まれの卯年、大阪で一人暮らし、飼い犬とグランドゴルフや散歩に出かける毎日(ブログ移転してきました)

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ギザギザのお金

革の巾着を開けると十銭銀貨が出てきた。 大正時代の穴の開いたもの、と明治の穴の ないものが2枚ずつ。 昨夜は町内会の夜店が砂広場で開かれた。 飽食時代の子供たちはどんな喜びを方を するのだろう、興味を持ってみていた。 そうだ、 今夜は爺の在所の会…

GG 日記 (17)

積雲に変わり巻雲が広がるようになった。蝉の声も 聞こえず、初秋の気配を感ずる。 長い休みが続いたものだ、7月盆、8月盆があった のだから、しかたがない。 爺も盂蘭盆施餓鬼で昨日参詣してきたところ。 そういえば、盆に入る前のゲームは体調不良で 参…

半旗はためく

住之江の護国神社と背を接する競艇場に半旗が 掲げられていた。終戦記念日。 この行為は若者のできることではない。 戦没者に対し冥福を心より祈り、感謝した戦争体験者 だと思った。 終戦、寮生活をしていたが、軍籍に入っていたこともあり 早急に退散し、…

夏は過ぎぬ

空を見た満天雲で小雨が続いていた。 甲子園の空を気ずかう。 昨日は2回戦の地元校を応援したが破れ、 球児達と爺の夏は終わりを告げた。 再度、甲子園を目指すのもよいが、進学、就職に 邁進しててもらいたい。 室温が29℃、高齢者達にとっては適温の内に…

夏は過ぎぬ

球児達が奮闘した甲子園の空が夕陽に染まる頃、 やっと、蝉しぐれが止んだ。 でも、居間に居ても、どこに居ても脳裏から消え去る ものではない。 そっと耳を塞いでみた。やはり聞こえるようである。 今日は盆の13日、小年時代でもさすがにあの好きな 泳ぎ…

小さくても怖いのが台風

先の台風3号が本邦に接近したしたとき、 気象庁の予報は一部ではあるが、 「 この台風は梅雨前線を刺激し、豪雨となる 恐れがある」と発表。 少し専門的な情報ではあったが、容易に理解 できるものであった。 小さい台風だが、雨、風ばかりではないのだ。 …

夏去りぬ (3)

夕焼けの素晴らしさ、初秋が身に沁みてくる。 明日は晴天が予想されるされるところだが、台風5号の 動向次第にになりそうだ。 台風だけは小さくても油断はできない。 判っていても、前回の北九州のような被害を被ってしまう。 でも、秋は台風が運んできてく…

爺の夏休帳(2)

昨夕の涼しい風、東風に変わっていた。 地上天気図を見ると、本邦はおおむね東風だった。 台風5号が北西に進み九州南部に接近しそうである。 寮生活で戦後の食料事情も悪い時、体を壊し、実家に 戻っていたとき、 亡父が 「東風が吹き始めたぞ、もう少しだ…

爺の夏休帳

4時起床、空はどんより曇りがち。 8月1日、今日から 一番うれしい夏休みだった。 昭和9年 小学校入学生の爺たちは。 当時は生活物資も潤沢で、さしたる事件もなく平和 そのものであった、と今は思う。 夏休帳と通信簿を渡されて、飛んで帰ってきたものだ…